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iMacを置き去りにしてワーケーションに行ったら2Kテレビと4Kディスプレイを連れて帰った話

おひさしぶりです。こゆきりんです。今年の夏はワーケーションで自宅を離れていました。とはいえこんなご時世ですし、仕事もあるのでほぼ拠点にこもりきっての執筆三昧。仕事の量もセーブしていなかったので、朝から晩まで書いていました。でもね直前まで仕事を詰め込みすぎたせいで、愛するiMacを持って行けなかったんですよ。連れて行ったのは2019MacbookPro16インチとiPadAIR+Magicキーボード、Mac用のリアルフォース。iMacなし、しかもディスプレイもなしで仕事ができるのだろうかと危惧していましたが、案の定無理。

そもそもワーケーション用に宿泊していた一軒家には仕事ができるスペースはありません。ダイニングテーブルと小さなドレッサーが2つだけ。いずれも作業机には向かないものの、もっと酷いのは椅子。楽天で3000円で売っているペラペラの椅子しかなかったため、ちっとも集中できないんです。私が座るたびにミシミシと音を立てるし、椅子の上であぐらもかけない。高さも合わない。その上サブディスプレイはない。もう生き地獄です。毎日アーロンチェアにあぐらをかいて、美しいiMacに向かっていた私にとっては拷問のような環境です。

とはいえ自宅からiMacを送ってくれる人はいない。しょうがないから現地で環境を構築することにしました。まず訪れたのは拠点の近くにあるリサイクルショップ。家電量販店もありましたが、「1ヶ月だけだし新品を買うのは無駄よね」と考えてリサイクルショップでの調達をスタートしました。これが大きな間違いでしたね。そのリサイクルショップにはパソコン用ディスプレイはゼロ。売られていたのは複数台のテレビと2009年と思われるiMac。腐っても鯛、古くてもiMac。12年前のiMacのメモリは4GB、ストレージは500GB。お値段は5万円。そのiMacを母艦として使うことは無理そうですが、外部ディスプレイとして活用できます。でも5万円。5万円あえれば4Kの新品のディスプレイが買えますよね。りんむすに電話をして相談しようと思ったほど悩みましたが、さすがに12年まえのiMacに5万円は出せないと断念。すると次の選択肢はテレビ売場に移ります。そこには32インチから50インチの比較的新しいテレビがずらり。解像度はFHDから4Kまで。iMacに調教された私の目は4K以外を受け付けないことはわかっています。でもそこにあるのは50インチの4K。さすがに置く場所がない。ワーケーション中はまだしも、自宅に持って帰ったら確実に粗大ゴミ。そこで選んだのがTCLっていう謎の会社の37インチ2KAndroidテレビ。これなら家に帰っても使えます。我が家にはすでに2台テレビがありますが、そのうち1台は動画サブスクを見られないし音がちゃちいので、ねがったりかなったり。ワーケーション中はMacbookProのサブディスプレイとして活躍し、自宅に帰ったらテレビとして余生を送る。悪くないアイデアです。

ところがどっこい、いざ拠点で接続してみたら、そりゃもう粗い。信じられないくらいフォントが汚い。っていうか読めないレベル。そりゃそうですよね。大きな画面に出力したらそうなるに決まってる。でもあのときの私は、「このリサイクルショップの中で絶対に決めなければならない」という強迫観念にとりつかれていたんです。ちなみに作業用机も購入しました。総額2万8000円。この時点で環境構築費用としては高額すぎる。さらに私の迷走は続きます。どうも作業机とちゃちい楽天の椅子の相性が悪い。当たり前ですが、高さが合わない。我慢できなくて今度は別のリサイクルショップに行って3000円のオフィスチェアを購入。でもまだ何かが足りない。そうです。電気スタンドやマウス、そして作業に集中するためのヘッドフォン。そこで家電量販店に向かいそれらを購入します。総額1万2000円。環境構築費用は4万3000円に到達しました。これで満足すればよかったのですが、やはり粗すぎる画面は我慢できない。とうとういてもたってもいられずに4Kディスプレイを探す旅に出掛けたのです。ところが現地の家電量販店2つを見て回りましたが、4Kディスプレイがない。そもそもディスプレイの品揃えがすこぶる悪い。3店舗目でようやく4Kディスプレイを見つけました。お値段4万4000円。もうやけっぱちですよ。これで合計8万7000円です。新品のiMacみたいなお値段になっちゃったじゃん。新しいiMacを買えばよかったじゃん。もうちょい出せば買えましたよね。ああおばか。

こうして作業環境を構築した私は、ようやく仕事に集中できるようになりました。そして今、ワーケーションの拠点から送ったテレビとディスプレイが家に到着し、途方に暮れています。ディスプレイが林立している家は嫌だ。なんの話がしたかったかというと、「MacbookProを抱えてワーケーション♪」なんて、日頃から作業環境にこだわりまくっている人には無理な話で、なんの準備もせずに行くと高いお勉強代を払った上に、家に荷物があふれるよってお話でした。ちなみに自宅のサブディスプレイは4Kではなかったので、4Kを接続したことでかなり快適にはなりました。私が絶対買わないメーカーって以外は満足です。オフィスのサブディスプレイは、佇まいがもっとも美しいと感じたHPのENVYっていうシリーズ。おっとこの話までし始めると長くなるのでまた今度!!